営業再開いたします

5月30日(土)より店舗営業を再開いたします。 今週末のみ13〜19時までの短縮営業、週明けからは13〜19時半の新営業時間となります。 これからは店舗と通販https://dtr.base.shopの二本柱で活動いたします。 ウィズコロナ時代を生き抜くべくこれまで以上に精進してまいります。皆さまどうぞご贔屓ください。

臨時休業延長のお知らせ

5月4日政府の緊急事態宣言延長を受け、臨時休業を延長いたします。営業再開の際には改めてお知らせいたします。尚、BASE
https://dtr.base.shop にてシングル盤専門の通販ショップをオープンしました。毎日更新いたしますので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

臨時休業いたします

政府の緊急事態宣言を受け、店舗での営業は暫くお休みいたします。 尚、通販業務を行うべく、ただいま鋭意準備中です。 これまで店舗営業に拘ってきましたが、新たな試みにワクワクした気持ちと切迫した感情がないまぜになっています。 整い次第告知いたしますので、どうぞお待ち下さい。

「消滅!男の限界集落」サブテキスト

やる夫さんミックス「消滅!男の限界集落」を10倍楽しめる!?サブテキストをご用意しました。ミックスを聴きながら読んでみてください。

【詳細情報】
2017年に発売された、限界シリーズ第一弾となる「男の限界集落」から早3年。
シリーズ4作目を迎える今作は「消滅!男の限界集落 〜モスクワ大作戦〜」 サハリン発、シベリア経由、モスクワ行き。
最果ての地にて消滅し散ってしまうのか? .
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3年の星霜が移った。

天下は変わり和物国、限界集落の山中に庵を結んだ掘り師も、枯れ木のように老い果てた。

皿雲斎が限界集落に終の栖をさだめたのは、山頂に、誰もまだ見ぬ黒い円盤が眠る漁場があったからである。

限界集落は修掘道の偶像であったが、また、掘り師の守護神でもあったのである。

未知の円盤を掘りたいという素朴な願望が掘り師に、限界集落入りの修行をなさしめた、といえる。

皿雲斎がむすんだ庵は、掘り師が通る道筋を避けて、皿峰と円盤山との間の水越嶺の奥にあった。.
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20年ー皿雲斎は黒皿夫人の腹を割って取り出した子を育てることに専念してきた。

もとより、ただの養育では無かった。 掘り師とならしめるための苛酷な修行を強いたのである。

満三歳になるまでは自然に生い育つまでにすてておき、 その誕生の日に皿雲斎は飼い慣らしたマムシをその足指に噛みつかせてみた。

幼児は泣きもせずマムシの胴を掴んで引き離そうとした。それが叶わずと知るや、円盤を把ってひと打ちくれた。マムシが撥ねて遁れ去るや、にこっとして傷口を嘗めた。
それを眺めて皿雲斎の肚は決まったのである。
やる夫と名付けられた少年は、大きな丸い顔と小さく細い目を備えた、天性の愛嬌に恵まれた貌だちであった。

少年は、皿雲斎が強いる修行に堪えたのみならず、おどろくべき天稟をもって、ことどとく会得したのであった。

成年に達したやる夫に、皿雲斎は、もはや、教えることは、何ひとつなかった。

3日後、
やる夫は15年間生い育った限界集落を
出て行って還らぬことになった
しかし、師との別離は真に淡々としていた

炉端に黙々と座っている皿雲斎に

「では行きます」

と頭を下げると

「んん」

炉火へ視線をおとしたものの、
軽い頷きが返されただけであった
やる夫が土間へ降りて、
もう一度、今度は黙って頭を下げた

ポンっと

1枚の円盤が放られた

「持ってゆけ」

皿雲斎は何の円盤かと教えずに言った

「はい」

やる夫も聞かずに押し頂いて懐中にした
やる夫はしかし、限界集落を下り始めると別離の哀しみに堪えかねて
幾度も頭(こうべ)を回した
庵の上の巨岩に師の姿が
表れるのではなかろうかと期待したが
ついに認めることは出来なかった

やる夫は
遥かになった限界集落に向かって声一杯に

「さようなら」

と三度ばかり下げた

限界集落は
ひとりの小さな掘り人を成長させ
送り出しながら
明るくひっそりと静まっていた

「消滅!男の限界集落」

当店企画による、やる夫さんの四季ミックス最終作「消滅!男の限界集落 〜モスクワ大作戦〜」が、いよいよ明日3月21日リリースの運びとなりました。
本作を聴いて私が感銘を受けたのは、やる夫さんの選曲に対する真摯な姿勢です。
マイナー盤やレア盤をセレクトすることは知識や資金力があれば容易ですが、誰もが知っていながらスルーする、売れすぎてワンコインコーナーにあふれる、あんな曲やこんな曲を丹念に拾い上げ今この時代に響く形で蘇らせた本作は、やる夫さんにしか作れないものだと思います。
不穏なムードの世相を包み込むような音楽、時代に喝を入れる音楽、そして希望が湧いてくる音楽。
前作の「おじさんの青春の汗」を聴いたとき、"ああ、これがやる夫さんの最高傑作かも"と思ってしまった自分が恥ずかしい、おじ汗超えの傑作誕生です。

downtown records presents

「Four seasons of Yaruo ~Final season : Winter
消滅!男の限界集落 〜モスクワ大作戦〜 」

 Mixed by やる夫

 Mastering by M_ROCK

 Illustrations by オオヤヨシツグ

 Designed by 梅村昇史

出張円盤レコード寄席最終回 移民編

高円寺・円盤店主田口史人さんをお招きしてお送りしてきましたしゃべくり型レコード鑑賞会「レコード寄席」。
当店での開催は今回が最後となります。
1月30日(水)は最終演目「移民編」をお送りします。
以下田口さんのコメントです。
「日本と世界のあいだで生まれたレコードたち。
海外アーティストの日本録音から日系移民たちが彼の地で日本を思いながら作ったレコードまで。国と国とのはざまで揺れる人情と発想。ニッポン・エキゾチカ世界探訪の旅でもある国際交流編です!」
常連の皆さまも、一度覗いてみようかなとお考えだった方も、是非DTRでのラストワルツにご参加ください。
ご来店心よりお待ちしております!
1月30日(水) 18:30 OPEN 19:00 START
PRICE : ¥1,000(ドリンク持込可)
お問合せ : downtown records (tel: 03-3645-0155)
住所 : 東京都江東区東陽3-27-3
☆椅子席をご希望の方はお電話にてご予約ください

第2回ポール・マッカートニー展 主催者からのメッセージ

第2回 ポール・マッカートニー展にたくさんのご来場ありがとうございました。
主催のコイコイ2号さんよりメッセージが届きました。
以下原文のまま掲載いたします。
この度は年末のお忙しい中、足を運んで頂きありがとうございました。ご協力頂いたダウンタウンレコード土田社長、トークイベントで音響担当して頂いた田尻さんにもこの場をお借りして感謝申し上げます。
何より遠路はるばる新潟からお越し頂いたお客様をはじめ、ご来場頂いた皆様、イベントご参加頂いた皆様に感謝!東陽町の町内年末イベントと重なってしまった関係で椅子の準備が出来なかった事でイベントご参加の皆様にはご不便をお掛けして申し訳ありませんでした。これに懲りずにまたご参加頂けたら嬉しいです。
ダウンタウンさんを通じての素敵なご縁に感謝!私はイベント時点では1号が体調不良MAXでしたが、どうか皆様お身体ご自愛ください!
またお会いしましょう コイコイ2号
以上です。
コイコイ1号&2号さん、おつかれさまでした。
今回の図録が若干手元にございます。
ご希望の方にお分けいたしますので、店頭でその旨お伝えください。
お一人様一冊、ご来店いただける方に限ります。

第2回 ポール・マッカートニー レコード展

飾り付け中のコイコイ1号さん

茶目っ気たっぷりなコイコイ2号さん

ただ今当店で開催中のイベント
「第2回 ポール・マッカートニー レコード展」
について、主催のコイコイさんからコメントをいただきました。
以下原文のまま掲載
ポール・マッカートニーの名盤「タッグ・オブ・ウォー」を世界一収集・究明する「綱引き研究所(ツナ研)」所長 Nobu さん、つれづれなるままにWINGSFANの梅市さんと第1回ポールレコ展の主催者の私、コイコイによる「ポール・マッカートニー研究会」で、第2回ポールレコ展 エジプト・ステーション/タッグ・オブ・ウォーを12月29日(土)から30日(日)まで開催します。
今年全米1位を獲得したポール・マッカートニーのアルバム「エジプト・ステーション」と、36年前に全米1位を獲得したアルバム「タッグ・オブ・ウォー」の世界各国盤を展示しますので、ビートルズ、ポールファンの皆様、是非ご来場ください。
以上です。
来場者特典としてコイコイさん制作の展覧会図録を先着でプレゼント中(お一人様一冊)。
会期も残り少なくなってきましたが、皆さまお誘い合わせの上是非いらしてください!

出張円盤レコード寄席 学校編

高円寺・円盤店主田口史人さんをお招きしてお送りするしゃべくり型レコード鑑賞会「レコード寄席」、毎奇数月第四水曜日に当店で開催しております。
来る11月28日は「学校編」をお送りします。
以下田口さんのコメントです。
『「音楽を売るため」に作られたのではないレコードのもうひとつの代表。学校関係のレコードは専門のレコード会社があるほどの一大市場。卒業記念盤を中心に校歌、合唱祭、地域の連合音楽会、ブラスバンド部の大会記録盤など、卒業生しか知らない、けれども卒業生にとってはなんでもない、日常そのものの「当たり前」の学校生活が記録されたレコードたち。リクロ舎発刊の「校長先生のはなし」の音版+こどもたちの無垢な演奏の数々が聞けます!』(引用ここまで)
最近にわかに注目を集める音楽ジャンル「身内モノ」レコードの、笑えてどこか懐かしく時にホロリとさせられる世界を是非ご堪能ください!!
11月28日(水) 18:30 OPEN 19:00 START
PRICE : ¥1,000(ドリンク持込可)
お問合せ : downtown records (tel: 03-3645-0155)
住所 : 東京都江東区東陽3-27-3
☆椅子席をご希望の方はお電話にてご予約ください