12月3日発売‼︎ DOOBOY / Presents…Crime Jazz Season.3

過去に当店で配布、大反響を呼んだDOOBOYによるシネマミックスシリーズ、待望の第三弾が遂に完成しました。
’70〜’80年代犯罪映画サントラやライブラリー音源から選りすぐられたジャズを基調とする犯罪系レアグルーヴ、名付けてクライムジャズがスリリングに展開する傑作。
よりハードボイルドに進化したクライムジャズの世界をご堪能あれ。
12月3日(金)13時よりダウンタウンレコード店頭、及び通販DTR 45 Branch
https://dtr.base.shop/
にて販売開始いたします。
¥1,200

「たまには火薬の匂いを嗅ぐのも悪くない」

臨時休業を延長します

緊急事態宣言の延長に伴い、当店は5月12日(水)から5月31日(月)までの期間、店舗を休業いたします。 お客様にはご不便をおかけします。 休業中は商品整理や清掃に勤め、フレッシュな在庫で再開したいと思います。 どうぞ今後ともご贔屓ください。

休業延長に伴い、やる夫さんのミックス「令和枯れすすきの慕情〜ご乱心の時代」は営業再開後6月3日(木)より店頭にて販売いたします。 お待たせしてしまい大変申し訳ございません。

令和枯れすすきの慕情〜ご乱心の時代

当店企画によるやる夫さんの新作ミックスアルバムが、いよいよ明日4月29日にリリースされる運びとなりました。
四部作完結編として制作された前作、「消滅!男の限界集落〜モスクワ大作戦〜」発表時から起こったことを省みると、一変した社会状況に茫然とすると共に、コロナ禍の入口でリリースされた「消滅〜」ミックスの先見性に驚きを隠せません。
そして一年が経ち。
出来上がったばかりの新作を試聴して、私はとても驚きました。
「これは自分のために作られたミックスじゃないか」と。
リスナーに寄り添い励ましてくれるパーソナルな内容は、先の見えない時代の一筋の光のようなもの、私にはとてもリアルに響きました。
混沌化が増してゆく世界に向けて、やる夫さんが放つ光明。
2016年に始まった彼と当店とのコラボレーションは本作をもちまして一旦終了します。
最後にこんな素晴らしい作品をリリースできて本当に光栄です。
やる夫さん、またいつか。
ありがとうございます。

令和枯れすすきの慕情〜ご乱心の時代
Mixed by やる夫
Illustrations by Pigeon
Designed by 梅村昇史

「令和枯れすすきの慕情〜ご乱心の時代」4月29日(木祝)発売

当店企画やる夫さんミックス 「令和枯れすすきの慕情〜ご乱心の時代」 は予定枚数に達した為通信販売を終了いたしました。尚、当店休業明けの5月13日より、店頭での販売を予定しております。買い逃した方は店頭にてお買い求めいただけます。

営業再開いたします

5月30日(土)より店舗営業を再開いたします。 今週末のみ13〜19時までの短縮営業、週明けからは13〜19時半の新営業時間となります。 これからは店舗と通販https://dtr.base.shopの二本柱で活動いたします。 ウィズコロナ時代を生き抜くべくこれまで以上に精進してまいります。皆さまどうぞご贔屓ください。

臨時休業延長のお知らせ

5月4日政府の緊急事態宣言延長を受け、臨時休業を延長いたします。営業再開の際には改めてお知らせいたします。尚、BASE
https://dtr.base.shop にてシングル盤専門の通販ショップをオープンしました。毎日更新いたしますので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

臨時休業いたします

政府の緊急事態宣言を受け、店舗での営業は暫くお休みいたします。 尚、通販業務を行うべく、ただいま鋭意準備中です。 これまで店舗営業に拘ってきましたが、新たな試みにワクワクした気持ちと切迫した感情がないまぜになっています。 整い次第告知いたしますので、どうぞお待ち下さい。

「消滅!男の限界集落」サブテキスト

やる夫さんミックス「消滅!男の限界集落」を10倍楽しめる!?サブテキストをご用意しました。ミックスを聴きながら読んでみてください。

【詳細情報】
2017年に発売された、限界シリーズ第一弾となる「男の限界集落」から早3年。
シリーズ4作目を迎える今作は「消滅!男の限界集落 〜モスクワ大作戦〜」 サハリン発、シベリア経由、モスクワ行き。
最果ての地にて消滅し散ってしまうのか? .
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3年の星霜が移った。

天下は変わり和物国、限界集落の山中に庵を結んだ掘り師も、枯れ木のように老い果てた。

皿雲斎が限界集落に終の栖をさだめたのは、山頂に、誰もまだ見ぬ黒い円盤が眠る漁場があったからである。

限界集落は修掘道の偶像であったが、また、掘り師の守護神でもあったのである。

未知の円盤を掘りたいという素朴な願望が掘り師に、限界集落入りの修行をなさしめた、といえる。

皿雲斎がむすんだ庵は、掘り師が通る道筋を避けて、皿峰と円盤山との間の水越嶺の奥にあった。.
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20年ー皿雲斎は黒皿夫人の腹を割って取り出した子を育てることに専念してきた。

もとより、ただの養育では無かった。 掘り師とならしめるための苛酷な修行を強いたのである。

満三歳になるまでは自然に生い育つまでにすてておき、 その誕生の日に皿雲斎は飼い慣らしたマムシをその足指に噛みつかせてみた。

幼児は泣きもせずマムシの胴を掴んで引き離そうとした。それが叶わずと知るや、円盤を把ってひと打ちくれた。マムシが撥ねて遁れ去るや、にこっとして傷口を嘗めた。
それを眺めて皿雲斎の肚は決まったのである。
やる夫と名付けられた少年は、大きな丸い顔と小さく細い目を備えた、天性の愛嬌に恵まれた貌だちであった。

少年は、皿雲斎が強いる修行に堪えたのみならず、おどろくべき天稟をもって、ことどとく会得したのであった。

成年に達したやる夫に、皿雲斎は、もはや、教えることは、何ひとつなかった。

3日後、
やる夫は15年間生い育った限界集落を
出て行って還らぬことになった
しかし、師との別離は真に淡々としていた

炉端に黙々と座っている皿雲斎に

「では行きます」

と頭を下げると

「んん」

炉火へ視線をおとしたものの、
軽い頷きが返されただけであった
やる夫が土間へ降りて、
もう一度、今度は黙って頭を下げた

ポンっと

1枚の円盤が放られた

「持ってゆけ」

皿雲斎は何の円盤かと教えずに言った

「はい」

やる夫も聞かずに押し頂いて懐中にした
やる夫はしかし、限界集落を下り始めると別離の哀しみに堪えかねて
幾度も頭(こうべ)を回した
庵の上の巨岩に師の姿が
表れるのではなかろうかと期待したが
ついに認めることは出来なかった

やる夫は
遥かになった限界集落に向かって声一杯に

「さようなら」

と三度ばかり下げた

限界集落は
ひとりの小さな掘り人を成長させ
送り出しながら
明るくひっそりと静まっていた